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『ピュタゴラス派:その生と哲学』正誤表

LAST UPDATE: 11/Dec/2003 (17/Aug/2013 リンク修正)

330ページ:小アジア・シリアの地図でアイガイの場所が違っています.この地図ではイッソス湾の東側にありますが,西側が正しい位置です.この地図でアイガイとタルソスを結ぶ線が再び海岸線と交わるあたりがほぼ正確な位置です.ちなみにこの湾の東側は前333年にアレクサンドロス大王とダイオレス三世が対峙したイッソスの会戦が行なわれた場所です.

プリンストンから出た歴史地図 Barrington Atlas of Greek and Roman World (CiNiiへジャンプ)のおかげで正確な場所が分かりました.

ついでに,68ページ以降に出てくるザルモクシスという人(神)名ですが,濁点なしのサルモクシスという表記もあります.最初の文字がゼータかシグマか,ということですが,これはすでにギリシア語資料に表記の揺れが見られます.この翻訳では著者のイタリア語表記Zalmossiに従ってザルモクシスとしました.

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